No.53
仕事をして家に帰って食べたいものを食べ、見たいものを見、眠ければ寝る。何も考えずに過ごせばこうなってしまう。
肉体を精神的に進ませよ…
肉体を精神的に進ませることとは…
空腹を感じただ自分の好きな物を好きなだけ食べる。そんな生活から未知日記を読んでからは必ず厳戒の辞を唱えてから食べるようにしている。
そうしたら食べ残しが無くなった。ご飯粒一つの残りも気にするようになった。食べ物に対して感謝する気持ちを持てるようになった。 この歳になるまで気づけなかったことが沢山ある。当たり前の事実に気づけないのは年月の問題ではなさそうだ。どちらを向いて進むか?冥道と光道や動物性、人間性。
肉体的感覚に基づく欲望を満たす為に天から授けられた智能を使う…より便利に快適に。
それが生活の向上であり周囲からも褒められ羨ましがられる、それが当たり前の世の中。
でもいつも虚しさがあった。未知日記にはその埋められなかったものがある。
肉体の機能を精神的に重ね合わせて考える。
目は魂 耳は心 鼻は意 口は魄 だろうか?
目、魂の為に良いものに意識を向ける、また言葉に表せないものも耳と違い受け取れるように思う。素晴らしい景色など匂いや音では感じられないものもあると思う。感情は言葉にしにくいが目に現れている気もする。
心 音…言葉に気をつけねば。言葉にしたとたんその言葉の力に引っ張られるような気がする。心魂だから感情にも影響があるように思う。耳に好きな音楽を聴くようにいつも良い言葉を使って行きたい。
鼻 匂い…匂いを精神的に考えると何だろうか?個人的には記憶や知識、快・不快につながりがあるように思われる。善悪にも。
周りに不快感を与えないような振る舞いを心掛ける。鼻につくや鼻を折ると言う言葉もある。知識を振り回し傲慢にならないように。
悪臭を放つものが自分の中にあれば速やかに掃除せねば。周りの存在に良い香りを放つようなものになりたい。
口 魄…なのか?今の自分にはわからないが仮定してみよう。魂魄…難しい。
口は味わえる、鼻や耳や目を使っても口で食べ無ければ身体を養え無い。目が圧力、自分の意識を外側に飛ばすなら口は引力で内側に引き込んで味わえると考えてみる。
口を慎む。慈恩師は目が見えなかった。食べることや話すこと、呼吸も口で出来る。逆に口が無ければ生きられない。それだけ大事な機能を持っている。未知日記にも確か味わうことの大切さが書いてあったと思う。味あわなければ意味が無いと。修養修行も聞いただけや凄い凄いと感動し、良い気分になっているだけじゃなく味わえるくらいになりたい。
魂魄に届くくらいまで。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。