ktmのブログ

未知日記を読んだ心象を記事として記録しています。なのでこれは独り言です。

2024年4月のブログ記事

  • 第十講 絶対界と不滅母の関係No.7

    我、今、科学者の声を聞く。彼は言う、科学は理をきはむればきはむるほど深淵にして、何処迄追い求むるも、到底人智の及ばざること遠しと語り居れり。然り、然あるなり。哲学者又然り。然るに宗教者は宗教上より理をきはめんとするもの稀なり。故に宗教は学者に怯えて次第に影を、うすらげ居ることも事実に於て見らるる現... 続きをみる

  • 第十講 絶対界と不滅母の関係No.6

    全宇宙と云ひ宇宙と称するも唯言葉の相違にて、始めなく終りなきものの中に於て、唯種々様々に変化するにすぎざれば、帰するところはその変化も絶対の中に含まれあるが故、相対と云ふも絶対の部に属するならん。不滅母の中にありて合しては離れ、離れては合するにすぎざるなり。人体と雖も種々様々の細胞が結合して組織さ... 続きをみる

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  • 第十講 絶対界と不滅母の関係No.5

    有魂の理をきはめ無魂の理をきはむるにあらざれば、すべては明白とはならざるなり。諸子の修行は未だ有心より無心に至り居らざる人きはめて多し。故に迷ひを深くしてさとる事を得ざるなり。有心と云ひ無心と云ふも一体化すれば有心となる。されど是等をはたらかす力備はりたるが故に、時には無心にもはたらかせ有無何れに... 続きをみる

  • 第十講 絶対界と不滅母の関係No.4

    一度教へを受けなば相寄り相助けて共に共に道を歩むべし。己のみぬけがけの功名をせんなど愚なる心を起すこと勿れ。拝みせよと教へられて諸子は唯外をのみ拝す。是等は拝みにあらず。泰岳の如く処かまはず所嫌はず拝みをなし居りたるが故に、早く天界の地に引き上げられて円満したる霊と化せられたるなりとの話は、円海に... 続きをみる

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  • 第十講 絶対界と不滅母の関係No.3

    兎に角絶対界とは不滅母界を指すにて、不滅母は多くの霊子を産み育て、其が宇宙或は全宇宙を造り居ることの理は、最早諸子にも理解する事を得たらん。是等は宇宙全宇宙の組織なるが故に、別段諸子の修養修行の材料とするには余りに広大無辺にして、たとえ其理をきはめ尽すとも修養修行の為には、聊か縁遠き感じの如く思は... 続きをみる

  • 第十講 絶対界と不滅母の関係No.2

    今慈音が、欣情に向つて早く自己に有する魂の何なるかを発見せよと、さとし居るを我は聞きて喜ぶを感じたるなり。人間に生まれて魂を知らざる人は宝の山に入りて手を空しくして帰るに等し。不滅母霊子より生れしめられたる魂を持ちながら、その広大無辺なるはたらきをすら知らずして、空しき一生を送る如きは、是人道を誤... 続きをみる

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  • 第十講 絶対界と不滅母の関係

    この書の始めより説き来りたる如く無始終霊子は、不滅母の子なりと語りたり。不滅母と云ひ無始終霊子と云ふも帰するところは一にして、何れを其と定むることあたはざるなり。是等はとにかく言葉の相違にて、諸子に語り居るにすぎず。無始終霊子は種々様々のものの集合にして、是を統括したるものを名づけて不滅母と承知せ... 続きをみる

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  • 第九講 有気と無気との働かせかたについてNo.9

    理由なくして人を殺す。是を殺生として罪悪と見なすならば、戦争によつて多くの人命を奪ふ。是等も罪となるべき筈なるに不拘、是は正当防衛なりとして罪せらるるにあらずして、却て称美せらるるは実に滑稽至極と云はざるを得ず。諸子の世界には斯くの如き迷信妄信の絶えやらぬにてはあらざるか。我等の眼より見れば是等の... 続きをみる

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  • 第九講 有気と無気との働かせかたについてNo.8

    一服の薬を以て万病を治癒すと云ふが如き、完全無欠の薬品はあらざるべし。然るに薬屋の看板を見ればかかる誇大の広告を認めあるにてはあらざるか。是等を諸子は迷信とは思はざるや。諸子の世界には余りに矛盾したる事柄多し。是等を一々清除して正しきものに改めなば其にて可ならん。何はともあれ、気の力はかくの如き大... 続きをみる

  • 第九講 有気と無気との働かせかたについてNo.7

    兎に角無気より有気に至らしむる故に、是等の気力が人心に及ぶのみならず、延いてはすべての動植物に至る迄通達なし居ることは異論の余地なし。唯諸子にはそのはたらきの原因を認識することを得ざるに他ならず。気学の真髄をきはめなば、世の中に不思議と云ふもの一としてあらざるなり。悪魔と云ふも気のはたらきに他なら... 続きをみる

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  • 第九講 有気と無気との働かせかたについてNo.6

    此無気に関して学理的に説明することを得れど、無知蒙昧の人或は無学の徒に語るとも、認識せしむること難きが故に、唯斯くすれば斯くなると語りし事柄が、現今に至つて迷信妄信となりたること余りに多し。故に科学者が宗教迄排斥するに至りたるなり。もとより無気の原理よりそれが枝葉に入りたるため、全くかけはなれたる... 続きをみる

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